憲法集会のご案内
平和憲法施行62周年記念石川県民集会
(クリックすると、大きな画面で見られます。)
5月3日の憲法集会は、約600名の参加を得て、開かれました。
「でえげっさあ」の歌と演奏の後、五十嵐正博呼びかけ人が開会のあいさつをし、立川談之助さんと稲田和浩さんが、戦争などによって多くの落語が上演を禁じられていたことを紹介し、そのうちの落語の一つを上演されました。
その後、「戦争中毒」を訳されたきくちゆみさんが、アメリカの対テロ戦争、日本がそれに参戦していることなどを、ビデオを使いながら話されました。
その後、アピールを採択し、小牧純爾呼びかけ人が閉会の挨拶をし、集会は無事終了しました。当日の詳しい内容などは、後日アップします。
集会アピール
本日,私たちは,日本国憲法施行62周年の記念日を迎えました。
日本国憲法は,多大な惨禍をもたらした侵略戦争と,戦前の専制政治への深い反省のもとに制定されました。その中でも,憲法九条は,武力では国際紛争を解決できないとの教訓から,戦争放棄・戦力不保持を掲げ,人類の英知の結晶として誕生しました。
しかし,この数年間,憲法九条を改悪し,日本を再び戦争のできる国に戻そうと企てる動きが,加速度的に強まっています。安倍政権下では,改憲手続法を強引に成立させ,また,福田政権では,報復戦争参加法である新テロ特別措置法を,衆議院の再可決で成立させてしまいました。
そして,麻生政権下でも海上自衛隊がソマリア沖へ派兵され,さらに海賊対処法案が4月23日,衆議院で可決されました。この法律によって,海賊掃討の名目があれば,いつでも,どこへでも自衛隊を派兵して,外国の軍隊と共同して武力を行使できることになります。しかも,この法律では,自衛隊による先制攻撃が可能で,憲法九条が禁止した「武力の行使」に至ってしまう危険性が大なのです。
安倍政権下で強引に成立させた改憲手続法は,1年後の2010年5月18日に施行されます。政府・与党はすでに今年度予算に国民投票の準備を進めるための予算を盛り込み、さらにいま、憲法審査会を強引に始動させようとしています。改憲の動きが強まる中、我々は,憲法九条を守るとりくみを決して緩めてはいけません。
日本国憲法,とりわけ憲法九条は多くの国民に支持されています。このことは,全国で結成された九条の会が現在7,200を超えていることから明らかです。また,私たちの九条の会・石川ネットは,呼びかけ人,賛同人合わせて800人に迫ろうとしています。さらに,昨年5月には,史上初めて,九条をテーマにした世界会議「9条世界会議」が開催されるなど,九条擁護は世界的な潮流になっています。
私たちは21世紀の国民の安全・世界平和が九条を託された主権者である私たち一人ひとりの責任と行動にかかっていることを深く自覚し,九条の理念を地域と世界で実現するためにあらゆる努力を尽くしていくことをここに宣言します。
2009年5月3日
【憲法集会のお知らせ】
今年も5月3日の憲法記念日に憲法集会を開きます。
米国がオバマ政権になろうとも、対日政策は変わらない、9条を変えろという圧力が弱まることはない、と考えられ、また日本国内で政権が変わっても、改憲への動きは続くと予想されます。決してのんびりはできません。
とは言え、これまでの集会での参加者アンケートもふまえ、今回も「学ぶ」企画と「大いに笑う」企画をご用意しました。県内外の方、連休で遠くから金沢に来れられる観光客の方々も、ぜひお立ち寄りください。
日時 | 2009年5月3日(日・祝) 午後2時から |
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会場 | 石川県文教会館ホール (金沢市尾山町10番5号) |
内容 |
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参加費 | 1000円 (大学生500円) |
主催者 | 9条の会・石川ネット |
その他 | 手話通訳、保育コーナー、県内護憲グループなどによる物品販売などあります。 |