輝け9条!許すな改憲!平和憲法公布67年記念石川県民集会
輝け9条!許すな改憲!
平和憲法公布67年記念石川県民集会
当日は300人の参加のもとで、成功裡に集会が開かれました。小野栄子さんの司会のもと、呼びかけ人を代表して岩淵正明弁護士が開会 のあいさつをしました。次いで、呼びかけ人でもある金沢大学・神戸大学名誉教授の五十嵐正博さんが、「憲法9条と集団的自衛権」と題して講演 をされ、安倍政権が進める集団的自衛権行使とは、アメリカ政府への従属を深め、同政府が始める戦争に参加して行く体制を作るもの、と述べられ ました。次いで、「九条の会・石川医療者の会」世話人であり、城北病院医師の白崎良明さんが、「憲法9と憲法25条」をテーマに講演をされ、 福島原発事故の被災者は憲法25条や13条を蹂躙され、日本政府は「核の加害国」になった、使用済み核燃料から日本は核兵器をいつでも作れ る、核兵器廃絶と9条を守ることはつながっている、と訴えられました。その後、「はくい市九条の会」の中谷志信さんによる集会宣言の提案と採 択、最後に「白山市九条の会」の呼びかけ人の川崎敏さんが閉会のあいさつをされました。
ニュースレターNo.22に、当日の詳しい報告が掲載されています。ご覧下さい。→ニュースレターNo.22
集会アピール
本日、私たちは、日本国憲法公布67年の記念日を迎えました。日本国憲法は、多大な惨禍をもたらした侵略戦争と、戦前の専制政治への深い反省のもとに、平和憲法として制定されました。中でも憲法9条は、武力では国際紛争を解決できないとの教訓から、戦争放棄・戦力不保持を掲げた人類の叡智の結晶です。
ところが、安倍内閣は現在、なりふり構わぬ手法で、この憲法9条を改悪しようと突き進んでいます。その手法は、①外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議の創設、②集団的自衛権行使容認に向けての政府による従来の憲法解釈の転換と、それを前提にした国家安全保障基本法の成立、③日米ガイドラインの改悪や自衛隊による敵基地先制攻撃の容認、加えて④重要な外交・防衛などの情報を国民から秘匿する特定秘密保護法の成立などにより、憲法9条を改憲手続を取らないで骨抜きにしようとするものです。そのうえで、憲法9条の明文改悪により「国防軍」を創設しようとするものです。
しかし、私たちの日本国憲法とりわけ憲法9条は、多くの国民に支持され、その思想は、世界の人々、そして世界の国々に大きな影響を与えています。平和を求める世論は、大きくなることがあっても、小さくなることはありません。憲法9条の改悪は、私たち国民の意思に反します。
しかも、安倍内閣が憲法よりも下位の法令レベルをもって憲法9条を実質改憲しようとする手法は、立憲主義や民主主義の破壊と言わなければならず、決して許されるものではありません。
そこで私たちは、日本国憲法公布67年の記念日を改憲の危険な状況の下で迎えるに当たり、第9条を守り、その理念の実現に向け、さらなる運動の拡大を確認し合い、集会アピールとします。
2013年11月2日
日時 | 2013年11月2日(土) 午後2時から午後4時30分 |
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場所 | 石川県教育会館3階ホール |
内容 |
特別講演「憲法9条と集団的自衛権」 講師 五十嵐正博さん(九条の会・石川ネット呼びかけ人、金沢大学・神戸大学名誉教授 国際法) 講演「憲法9条と憲法25条~核廃絶・脱原発を考えて~」 講師 白崎良明さん(九条の会・石川ネット呼びかけ人、九条の会・石川医療者の会世話人 城北病院医師) |
参加費 | 無料 |